作者 : 火田シャープ 様
掲載サイト: 小説家になろう
作品ページ: 異世界で能力者は踊れない
[あらすじ]
能力者と無能力者、それは『気』を扱える者と扱えない者であり、遠見テツは後者に分類される。
『気』という力は日常にありふれており、スポーツや武術は『気』を扱えるという絶大な利点を持つ能力者の世界であった。
そんな世界、剣術道場でテツは鍛錬を行っていた。
無能力者がいくら鍛錬しても、能力者に剣で勝つことはできない。それは剣の世界の常識でありテツ自身が実証し続けてきた事実であった。
しかしそれでも、勝てずに続ける変わり者として扱われながらも、テツは剣術の鍛錬に打ち込んでいた。
居合の練習を行う日に、道場生たちは刀剣類の納められた蔵の前に集まっていた。練習で使う刀が貸し出されるためだ。
その古びた蔵に突然、空間をねじったような渦が発生し、テツを含めた道場生たちは巻き込まれてしまう。そして気づけば『気』の恩恵の与えられない異世界へと転移してしまっていた。
『気』という力を失い弱体化してしまう道場生たち。
しかし無能力者のテツだけは違っていた。もとより『気』を扱えなかったために何も変わらなかったのだ。
世界間移動の影響を受けなかったテツは、能力者のいない異世界で剣士として頭角を現していく。
[感想等]
すでに完結している作品なんですが、設定的にはもっと続けられそうなのでまだ続きを読みたいような、でも劇的な場面で終わって良かったような、そんな余韻を残す終わり方が印象的でした。
2015年7月21日火曜日
2015年7月15日水曜日
そして科学者は笑う
作者 : ミケ 様
掲載サイト: Arcadia
作品ページ: そして科学者は笑う
[あらすじ]
時はおよそ7600年後の未来、場所は宇宙。危険な物質を積載した宇宙船が事故を起こし、乗っていた科学者は命を落とした。
しかしその意識は時間の流れを遡り、現代日本で生まれ変わる。
そして再び科学者として、歴史にその名を刻み付けるほどの活躍をすることになる。
神楽真老は年若いながらも天才的な科学者として、画期的な技術や発明品を考案・開発し続けていた。はるか未来の科学者として生きた知識と経験に基づく成果である。
それらの成果から得た報酬を元に、真老はとある目的を持って起業する。目的とは、無人惑星を自身の研究所に仕立て上げることであった。
そしてその練習を兼ねた資金調達のために、まずは手頃な惑星を一つ開拓して経営する計画を立てたのだった。開拓される名もなき惑星は、エデンと名付けられた。
[感想等]
数千年後の未来知識を持つ科学者が現代に転生して、地球外の惑星の開拓に乗り出していくという小説です。
この小説は、序盤は主人公である天才科学者を中心に、有用な技術や研究・惑星開拓に必要な組織を創っていくという流れで物語が進んでいくんですが、実際に惑星エデンに入植者を送り込んで開拓していく段階に入ると、第二の主人公にも思える元一般人のある先発入植者に焦点が切り替わります。こちらの部分も面白いです。
掲載サイト: Arcadia
作品ページ: そして科学者は笑う
[あらすじ]
時はおよそ7600年後の未来、場所は宇宙。危険な物質を積載した宇宙船が事故を起こし、乗っていた科学者は命を落とした。
しかしその意識は時間の流れを遡り、現代日本で生まれ変わる。
そして再び科学者として、歴史にその名を刻み付けるほどの活躍をすることになる。
神楽真老は年若いながらも天才的な科学者として、画期的な技術や発明品を考案・開発し続けていた。はるか未来の科学者として生きた知識と経験に基づく成果である。
それらの成果から得た報酬を元に、真老はとある目的を持って起業する。目的とは、無人惑星を自身の研究所に仕立て上げることであった。
そしてその練習を兼ねた資金調達のために、まずは手頃な惑星を一つ開拓して経営する計画を立てたのだった。開拓される名もなき惑星は、エデンと名付けられた。
[感想等]
数千年後の未来知識を持つ科学者が現代に転生して、地球外の惑星の開拓に乗り出していくという小説です。
この小説は、序盤は主人公である天才科学者を中心に、有用な技術や研究・惑星開拓に必要な組織を創っていくという流れで物語が進んでいくんですが、実際に惑星エデンに入植者を送り込んで開拓していく段階に入ると、第二の主人公にも思える元一般人のある先発入植者に焦点が切り替わります。こちらの部分も面白いです。
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